産は三日、病は百日
読み方
さん は みっか、やまい は ひゃくにち意味
出産は病気ではなく自然な生理現象なので、昔は産後三日ほどで床を離れられると考えられた一方、病気は百日もかかるほど長引く、という意味。転じて、出産と病気では回復の性質が違うことをいう。由来
古くからの民間の経験則に基づくことわざで、正確な初出年は不明。近世、特に江戸時代ごろの産育習俗や家内労働の感覚を背景に広まったと考えられる。「産」は出産、「病」は病気で、回復期間を三日と百日で対比している。備考
古い価値観を含むため、産後に無理を促す意味で使うのは不適切。現代では産後の回復や支援の必要性を重視する。例文
- 祖母は「産は三日、病は百日」と言っていたが、母は産後の休養の大切さもよく知っていた。
- 昔の家では、産は三日、病は百日という考えから、産後すぐに働かされた女性もいたという。
- 産は三日、病は百日とはいうものの、現代では産後の体調回復には十分な時間が必要だ。
- 彼女はこのことわざを引き、「病気の療養は焦らないほうがいい。産は三日、病は百日だ」と話した。
- 産は三日、病は百日という言葉には、出産と病気を別ものとして見ていた昔の生活感覚が表れている。
類義語
- 産は病にあらず
- 産は三日の患い
- お産は病気でない