生きているうちが花
読み方
いきている うち が はな意味
人は生きていてこそ楽しみや価値を味わえるのであり、死んでしまってからでは何もできない、という意味。名誉や体面、将来の損得にこだわり過ぎるより、まず命を大切にし、今生きている時間を楽しむべきだという考えを表す。由来
正確な成立時期や出典は不明。「花」は古くから「盛り」「最もよい時」「価値あるもの」の比喩として用いられてきた語で、生きている間こそ人生の盛りである、という発想から生まれた言い回しと考えられる。近世以降の庶民的な人生観に通じ、近現代の口語でも広く使われる。備考
やや口語的で、人生訓として使われる。享楽を勧める響きもあるため、弔事や深刻な病状の相手には配慮が必要。例文
- そんなに無理をして体を壊したら元も子もないよ。生きているうちが花なんだから、少し休みなさい。
- 老後のために貯金するのも大切だが、生きているうちが花だと思って、今年は夫婦で旅行に行くことにした。
- 彼は大病をしてから、生きているうちが花だと考えるようになり、会いたい人にはすぐ会うようになった。
- 名誉のために命を危険にさらすなんて反対だ。生きているうちが花で、死んでしまえば何も楽しめない。
- 祖母はよく『生きているうちが花だよ』と言って、好きなものを食べ、友人との時間を大切にしていた。
類義語
- 命あっての物種
- 死んで花実が咲くものか
- 命に過ぎたる宝なし
- 生き身は死に身
対義語
- 死んで名を残す
- 虎は死して皮を留め人は死して名を残す