猫の子一匹いない
読み方:ねこのこ いっぴき いない
意味
人がまったくいない、または周囲に生き物の気配さえないほど、場所がひっそりとしていることをいう。字面では「子猫が一匹もいない」の意味だが、ふつうは人影がまったくないことを強調して用いる。
由来
日本で定着した慣用的な言い回しである。「猫の子」は小さく目につきやすい子猫を、「一匹」は最小限の存在を表し、「そのような小さなもの一匹すらいない」ほど何もいないことを強調した表現と考えられる。成立した正確な時期や、特定の典拠は不明である。
備考
実際に猫がいないことを述べる場合にも使えるが、多くは「人影がまったくない」の強調表現。やや誇張を含む口語的な言い方である。
別表記
- 猫の子一匹もいない
- 猫の子一匹居ない
補足
- 子猫が一匹もいないという文字どおりの意味に限ると考えるのは不十分。通常は、人がまったくいないほど閑散としていることを表す。
- 「猫の子一人いない」とするのは不自然。「猫の子」に対応して助数詞は通常「一匹」を用いる。
例文
- 平日の早朝の商店街には、猫の子一匹いなかった。
- 人気の観光地だと聞いて来たのに、雨のせいか猫の子一匹いない。
- 避難訓練の最中なので、校舎の中には猫の子一匹いなかった。
分類
類義語
- 人っ子一人いない
- 人影もない
- がらんとしている
- 閑散としている
対義語
- 人であふれる
- 人だかりができる
- 押すな押すなの盛況