犬の糞にも段々がある
読み方:いぬの くそにも だんだんが ある
意味
一見すると同じように価値がなく、つまらないと思われる物や人の集まりにも、よく見れば優劣・等級・程度の差があるというたとえ。取るに足りない者同士にも序列があることを、やや皮肉にいう。
由来
正確な成立年は不明。江戸時代に上方、特に大阪で用いられた「上方いろはかるた」の「い」の札として知られ、そこからことわざとして広まったとされる。「段々」は「次第に」の意味ではなく、段階・等級の意である。
備考
「糞」を用いるため、品のよい表現ではなく、人に直接向けると強い侮蔑になる。親しい間柄での冗談や、物事を皮肉に評する場面で使われやすい。
別表記
- 犬の糞にも段々
- 犬のくそにも段々がある
誤用・混同注意
- 「段々」を「徐々に・次第に」の意味に取り、「犬の糞がだんだん増える」という意味だと解釈するのは誤り。ここでの「段々」は段階・等級を指す。
例文
- 同じような模倣品に見えても、品質には差がある。犬の糞にも段々があるということだ。
- 候補者は皆頼りなく見えたが、詳しく比べると一人だけ経験が豊富だった。犬の糞にも段々がある。
- 安い店の商品だからと一括りにせず選んだほうがいい。犬の糞にも段々があるからね。
分類
類義語
- ピンからキリまで
- 雲泥の差