犬に小判
読み方
いぬ に こばん
意味
価値のある物を、それを理解したり使いこなしたりできない相手に与えても、ありがたみや効果がないことのたとえ。犬は小判の金銭的価値を理解できない、という見立てに基づく。
由来
犬が小判の価値を理解できないことにたとえた、日本で成立したことわざである。正確な初出や成立年は明らかではないが、近世(江戸時代)には「犬に論語」など、動物に価値の分からない物を与える類似表現が見られる。「猫に小判」「豚に真珠」と並べて使われることも多い。
分類・由来
備考
相手を「価値が分からない」と低く評価する響きがあるため、人に直接向けて使う際は注意が必要。「豚に真珠」は英語圏由来の類似表現としても知られる。
例文
- 高性能なカメラを機械に興味のない子どもへ贈っても、犬に小判になってしまうかもしれない。
- 専門用語ばかりの説明では初心者には犬に小判だから、もっとやさしく話そう。
- 彼に高級ワインの違いを説明しても犬に小判だ、と決めつけるのは失礼だ。