犬が星を見る
読み方
いぬ が ほし を みる意味
身分や実力に合わない、とうてい手の届かないものを望むことのたとえ。また、かなわない対象をただぼんやり眺めているだけで、実現の見込みがないさまをいう。やや相手をあざける響きがある。由来
犬が夜空の星を見上げても、星に届くことも手に入れることもできない様子を、人間の分不相応な望みにたとえたもの。具体的な初出や成立年は未詳だが、近世以降の俗諺として伝わったと考えられる。備考
相手の夢や希望を「身の程知らず」と評する表現なので、直接使うと失礼になりやすい。現代ではやや古風で、文章語・説明的文脈に向く。例文
- 資金も人脈もないまま一夜で世界的企業を買収しようなんて、犬が星を見るような話だ。
- 彼は練習をせずにオリンピック出場を夢見ているが、それでは犬が星を見るに等しい。
- 宝くじの当選金を当てにして豪邸を買う計画を立てるのは、犬が星を見るようで危うい。
- 憧れの女優と結婚したいと本気で言う友人に、周囲は犬が星を見るとはこのことだと思った。
- 理想を持つのはよいが、努力も準備もなければ犬が星を見るだけで終わってしまう。
類義語
- 高望み
- 身の程知らず
- 高嶺の花
- 及ばぬ鯉の滝登り
- 雲をつかむよう
対義語
- 足るを知る
- 身の程を知る
- 分相応
- 現実を見る