牡丹に唐獅子、竹に虎
読み方
ぼたん に からじし、たけ に とら
意味
牡丹と唐獅子、竹と虎は、絵画で古くから組み合わせられてきた調和のよい題材である。そこから、二つの物事や人物が非常によく釣り合い、互いの魅力や長所を引き立て合うことのたとえ。
由来
中国の絵画・工芸で好まれた画題・装飾意匠に由来する。百獣の王とされる唐獅子には富貴を象徴する牡丹、虎には竹を配する取り合わせが定着し、日本にも伝来した。日本では室町時代(14~16世紀)以降に絵画や装飾で広まり、桃山・江戸時代にも盛んに用いられた。ことわざとして定着した正確な時期は不明。
分類・由来
備考
「唐獅子牡丹」「竹虎」は、絵画・染織・彫刻・刺青などに見られる伝統的な意匠でもある。日常会話ではやや古風で、主に見事な組み合わせを褒める際に使う。
例文
- 華やかな司会者と落ち着いた解説者の組み合わせは、まさに牡丹に唐獅子、竹に虎で、番組をいっそう引き立てている。
- この部屋は、重厚な木の机に繊細な陶器がよく合い、牡丹に唐獅子、竹に虎というべき見事な取り合わせだ。
- 豪快な書と華麗な花の絵を並べた展示は、牡丹に唐獅子、竹に虎のように互いの魅力を高め合っていた。
類義語
- 割れ鍋に綴じ蓋
- お似合い
- 相性がよい
対義語
- 水と油
- 月とすっぽん
- ちぐはぐ