爪に火をともす
読み方
つめ に ひ を ともす意味
ろうそくや油の代わりに爪を燃やして明かりにするほど、極端に倹約すること。必要な出費まで惜しむような、ひどくけちな態度や、苦しい生活の中で少しでも支出を減らそうとする様子をいう。由来
起源は未詳。灯油やろうそくが貴重だった時代に、明かりの費用すら惜しんで自分の爪に火をつける、という誇張表現から生まれたと考えられる。江戸時代(17〜19世紀)には庶民の倹約・吝嗇を表す言い回しとして用例が見られるとされる。備考
漢字では「爪に火を点す」とも書く。単なる節約よりも、過度の倹約・けちをやや批判的に言うことが多い。例文
- 彼は老後のために、爪に火をともすような生活を続けて貯金を増やした。
- 会社が倒産寸前だったころは、社員全員が爪に火をともす思いで経費を削った。
- 爪に火をともすほど節約しているのに、急な医療費で貯金がなくなってしまった。
- 父は若いころ、爪に火をともして学費を工面したそうだ。
- 必要な道具まで買わないのは、爪に火をともすにもほどがある。
類義語
- 倹約する
- けちけちする
- 倹しい暮らしをする
- 質素倹約
- 節衣縮食
- 爪から火が出るほど倹約する
対義語
- 湯水のように使う
- 金に糸目をつけない
- 宵越しの金は持たない
- 惜しげもなく使う
- 散財する