無用の長物
読み方
むよう の ちょうぶつ意味
あっても役に立たないばかりか、場所を取ったり手間を増やしたりして、かえって邪魔になる物や制度・機能などをいう。単に不要なだけでなく、「持て余す」「存在が負担になる」という否定的なニュアンスを含む。由来
「長物」は中国語で余分な持ち物の意。出典は南朝宋の『世説新語』(5世紀中ごろ)にある東晋・王恭(4世紀末)の「作人無長物」の逸話とされる。日本で「無用の」を添え、役に立たない余計な物を指す慣用句として定着した。正確な成立年は不明。備考
物だけでなく、制度・機能・資格などにも使う。強い否定表現なので、人に直接使うと失礼になりやすい。例文
- 高性能なコピー機を買ったが、誰も使いこなせず、今では無用の長物になっている。
- 更新されていない顧客リストは、営業部にとって無用の長物だ。
- 豪華な応接室も、来客がほとんどないこの会社では無用の長物にすぎない。
- 防災マニュアルを作っても、社員が読まなければ無用の長物である。
- 古い規則を残したままでは、組織の改革を妨げる無用の長物になりかねない。
類義語
- 役立たず
- 不要物
- 無用の物
- 夏炉冬扇
- 宝の持ち腐れ
- 箪笥の肥やし
対義語
- 必需品
- 有用品
- 重宝なもの
- 役に立つもの