灯火親しむべし
読み方
とうか したしむ べし意味
秋になって涼しくなり、夜も長くなるので、灯火の下で読書や学問をするのにふさわしいという意味。転じて、秋は静かに本を読み、勉学に励むのに適した季節であることをいう。由来
中国・唐代の文人、韓愈の詩「符読書城南」にある「時秋積雨霽、新涼入郊墟、燈火稍可親、簡編可卷舒」に由来する。成立は韓愈の生没年から8世紀末〜9世紀初め頃とされる。「燈火稍く親しむべし」が日本で簡略化・成句化したもの。備考
秋の時候の挨拶や読書推奨の文脈で使われる格調高い表現。日常会話より文章語・挨拶文に多く、「燈火」と旧字体で書くこともある。例文
- 灯火親しむべしという季節になったので、寝る前に少しずつ古典を読み直している。
- 秋の夜長は灯火親しむべしで、子どもたちにも図書館で借りた本を勧めている。
- 受験生にとっては、まさに灯火親しむべしの時期で、集中して勉強するにはちょうどよい。
- 暑さが和らぎ、灯火親しむべしとばかりに、書斎で研究書を開いた。
- 九月の読書会の案内文には、『灯火親しむべしの候、皆さまと一冊を語り合いましょう』と書かれていた。
類義語
- 読書の秋
- 秋の夜長
- 灯火可親
- 燈火可親