溜息をすれば親の寿命が縮む
読み方:ためいき を すれば おや の じゅみょう が ちぢむ
意味
子どもが深いため息をつくと、親はその苦しみや悩みを心配し、寿命まで縮めてしまうほど気をもむ、というたとえ。ため息ばかりつかず、前向きに生きるよう戒める言葉でもある。実際に親の寿命が短くなるという意味ではない。
由来
日本で伝わる民間的な言い回し・しつけの言葉とされる。成立した正確な年代や、特定の古典文学に由来するという記録は明らかではない。子の苦悩を親が案じるという家族観と、ため息を不吉・不健康なものとみなす俗信を背景に生まれたと考えられる。
備考
親が子を深く心配することを表す、愛情のこもった戒めとして使われる。科学的な因果関係を述べる言葉ではなく、現代では冗談めかして用いられることもある。
別表記
- ため息をすれば親の寿命が縮む
- 溜息をつけば親の寿命が縮む
- ため息をつくと親の寿命が縮まる
- 溜息をつくと親の寿命が縮まる
誤用・混同注意
- 親の寿命が実際に短くなるという医学的・科学的な因果関係を述べた言葉ではない。子どもの悩みを親が心配することを強調した戒めである。
例文
- 落ち込む気持ちは分かるけれど、溜息をすれば親の寿命が縮むともいうから、悩みを一人で抱え込まないで。
- 母は私が大きなため息をつくたびに、「溜息をすれば親の寿命が縮むよ」と心配そうに言った。
- 子どもの不安を放っておけば、まさに溜息をすれば親の寿命が縮むという状態になりかねない。
分類
類義語
- ため息をつくと幸せが逃げる
- ため息は身の毒
対義語
- 笑う門には福来る
- 親孝行
対比・対照ことわざ
- 笑う門には福来る
- 親孝行したい時分に親はなし