清水の舞台から飛び降りる
読み方:きよみず の ぶたい から とびおりる
意味
非常に危険で大きな代償を伴うかもしれないことを承知のうえで、思い切って重大な決断や行動をすること。並々ならぬ覚悟で物事に踏み切るたとえである。
由来
京都の清水寺本堂にある高い舞台から飛び降り、願いがかなうことを祈った民間信仰に由来する。江戸時代には実際に飛び降りる者がおり、『成就院日記』には元禄7年(1694年)から慶応年間(1860年代)にかけての記録が残るとされる。この危険な風習を背景に、江戸時代に大きな決断をするたとえとして定着した。飛び降りは明治5年(1872年)に禁止された。
備考
「清水」は京都の清水寺を指す。実際に舞台から飛び降りることを勧める表現ではない。大きな覚悟を強調する比喩なので、軽い買い物や小さな決定に使うと大げさに響くことがある。
別表記
- 清水の舞台から飛び下りる
誤用・混同注意
- 実際に危険な行為へ挑戦することを勧める意味ではない。重大な決断に伴う強い覚悟を表す比喩である。
- 単に無謀な行動をする意味ではない。危険や不安を承知で、思い切って決断するというニュアンスがある。
例文
- 会社を辞めて独立するのは不安だが、清水の舞台から飛び降りるつもりで挑戦することにした。
- 彼は清水の舞台から飛び降りる思いで、長年の夢だった海外留学を決めた。
- この家を購入するのは大きな出費だが、家族で話し合い、清水の舞台から飛び降りる覚悟で契約した。
分類
類義語
- 一大決心をする
- 背水の陣
- 乾坤一擲
- 一か八か