海の鳴る日は山に行け
読み方
うみ の なる ひ は やま に いけ意味
海鳴りがする日は、海が荒れる前触れなので漁に出ず山へ行け、という意味。自然の異変や危険の兆しを感じたら、無理をせず安全な場所や別の仕事に切り替えるべきだという教えとしても使われる。由来
沿岸の漁民の経験から生まれた天候・海況に関する俗信、生活の知恵に由来する。海鳴りは遠方の荒波や低気圧の接近を知らせることがあり、出漁を避ける目安にされた。成立年代は不詳だが、近世から近代にかけて各地の漁村で伝承されたと考えられる。備考
主に漁村の天候俚諺。字義どおり海と山の話に限らず、危険の前兆を見て早めに退く処世訓としても用いられる。例文
- 今日は朝から海鳴りがするから、海の鳴る日は山に行けで、出漁は見合わせよう。
- 危険な兆候が出ているのに計画を強行するのはよくない。海の鳴る日は山に行けというだろう。
- 祖父は漁師だったので、海の鳴る日は山に行けと言って、荒れそうな日は網の手入れをしていた。
- 市場が不安定なときは新規投資を控えるべきだ。まさに海の鳴る日は山に行けだ。
- 空は晴れているが沖の音がいつもと違う。海の鳴る日は山に行けと思って、今日は浜に近づかないことにした。
類義語
- 海鳴りは時化の前兆
- 海鳴りがすれば天気が荒れる
- 君子危うきに近寄らず
対義語
- 山の鳴る日は海に行け