洛陽の紙価を高める
読み方
らくよう の しか を たかめる意味
著作物や文章、出版物などが大評判となり、世間で盛んに読まれたり求められたりすること。特に、本や作品が非常によく売れ、人気や評価が高まるさまをいう。文字どおりには「洛陽の紙の値段を上げる」という意味。由来
中国・西晋の太康年間(280〜289年ごろ)の故事に由来する。文人の左思が『三都賦』を作ると名文として評判になり、都の洛陽で人々が競って書き写したため、紙の需要が増えて紙の値段が上がったという『晋書・文苑伝・左思伝』の話から。備考
硬い表現で、主に書物・論文・記事・文学作品などの大評判に用いる。現代の日常会話では「ベストセラーになる」の方が自然な場合も多い。例文
- 新人作家のデビュー作は口コミで広まり、洛陽の紙価を高めるほどの売れ行きとなった。
- あの評論は発表直後から各紙誌で引用され、まさに洛陽の紙価を高める勢いだった。
- 受賞作となった彼女の小説は、発売日に重版が決まり、洛陽の紙価を高めた。
- 江戸時代の人気読本の中には、洛陽の紙価を高めるほど読者を熱狂させたものもある。
- 研究者の間で話題になったその論文は、専門書としては異例に売れ、洛陽の紙価を高める結果となった。
類義語
- 洛陽紙価を高める
- 洛陽紙価
- 評判を呼ぶ
- 飛ぶように売れる
- ベストセラーになる
対義語
- 鳴かず飛ばず
- 日の目を見ない
- 閑古鳥が鳴く
- 不評を買う