法三千、掟八百
読み方
ほう さんぜん おきて はっぴゃく意味
法律や決まり、慣習上の掟などが非常に多いことのたとえ。社会や組織に細かな規則が山ほどあり、何をするにも規制や手続きに縛られる状態をいう。多くは、規則が多すぎて窮屈・煩雑だという批判的な文脈で使われる。由来
「三千」「八百」は、実数ではなく「非常に多い数」を表す誇張表現。「法」は公的な法律・制度、「掟」は共同体内の決まりや慣習を指し、その両方が数多く存在することを並べて言ったもの。成立時期や初出は不詳だが、近世以降のことわざ・俗諺として伝わった表現と考えられる。備考
古風で硬い言い回し。日常会話では「規則だらけ」「決まりが多すぎる」の方が一般的。批判・皮肉のニュアンスで使われやすい。例文
- この会社は申請書の書き方まで細かく決まっていて、まさに法三千、掟八百だ。
- 新しい自治会に入ったら、掃除当番から掲示物の貼り方まで決まりがあり、法三千、掟八百の世界だった。
- 安全のためとはいえ、法三千、掟八百では現場の判断が遅れてしまう。
- 昔ながらのしきたりが多い村で、若者たちは法三千、掟八百だと息苦しさを感じている。
- 制度を整えるのは大切だが、法三千、掟八百になれば、かえって人が動きにくくなる。
類義語
- 規則ずくめ
- 法令滋彰、盗賊多有り
- 法網恢恢疎にして漏らさず
- 雁字搦め
- 杓子定規
対義語
- 法の目をくぐる
- 無法地帯
- 掟破り