江山易改、本性難移
読み方:こうざん えきかい、ほんしょう なんい
意味
川や山のような自然の姿でさえ変えることはできるが、人が生まれつき持つ性質・気質を変えることは非常に難しい、という意味。長年身についた性格や本性は、外見や環境が変わっても容易には変わらないことをいう。
由来
中国・明代の馮夢龍編『醒世恒言』(1627年刊)に見える句に由来する。原文では「江山易改、稟性難移」とされることが多く、「江山」は川と山、すなわち自然の景観を、「稟性(本性)」は生まれつきの性質を指す。日本では「本性難移」の形で定着した。
備考
人の性格を決めつけたり、変化の努力を否定したりする響きがあるため、他人への評価として使う際は注意が必要。「本性」はこの句では一般に「ほんしょう」と読む。
別表記
- 江山易改、稟性難移
- 江山は改め易く、本性は移し難し
誤用・混同注意
- 「人の性格は絶対に変わらない」という断定ではなく、本来の性質を変えるのは容易ではない、という意味である。
- 「本性」を一般的な読みで「ほんせい」と読むことがあるが、この成句では通常「ほんしょう」と読む。
例文
- 彼は転職して環境も変わったが、約束に遅れる癖は直らない。江山易改、本性難移ということだ。
- 何度注意されても人を見下すような言い方をするのを見ると、江山易改、本性難移を感じる。
- 江山易改、本性難移とはいうが、本人が努力を続けるなら、少しずつ行動を改めることはできるだろう。