民の声は天の声
読み方:たみ の こえ は てん の こえ
意味
民衆の多くが抱く意見や要求は、天の意思に等しいほど尊重すべきものだ、という意味。政治や社会の運営では、権力者の独断よりも民意を大切にすべきだという考えを表す。
由来
西洋のラテン語句「Vox populi, vox Dei(民衆の声は神の声)」に由来する日本語表現とされる。ラテン語句は少なくとも8世紀末、アルクインがカール大帝に宛てた書簡(798年頃)に見られる。ただし、日本語の「民の声は天の声」という形がいつ定着したかは明確ではない。
備考
民主主義や民意尊重を説く場面で用いる。一方、多数意見が常に正しいとは限らないため、少数者の権利や専門的知見も踏まえる必要がある。
例文
- 市民説明会で寄せられた意見を受け、社長は「民の声は天の声だ」として計画の見直しを指示した。
- 選挙で示された結果を軽く扱ってはいけない。民の声は天の声という姿勢が政治には必要だ。
- 利用者からの苦情を単なる不満として片づけず、民の声は天の声と考えて改善に生かそう。
分類
類義語
- 民の声は神の声
- 民意は天意
- 民意を尊重する