極楽一間地獄千間
読み方:ごくらくいっけん じごくせんげん
意味
極楽へ行けるほど善く正しい生き方をする人は少なく、その道も狭いのに対し、悪事や迷いによって地獄へ落ちる人や道は非常に多い、というたとえ。悪への誘惑は多く、善を守ることは難しいという戒めとしていう。
由来
成立時期や最初の出典は未詳。極楽・地獄という仏教の来世観に、日本の建築・長さの単位である「間」を用い、「極楽は一間、地獄は千間」と対照させた仏教的なことわざである。江戸時代以降には、いろはかるたの句としても伝えられた。
備考
「一間」と「千間」は実際の広さをいうのではなく、善の道の狭さと悪の道の多さを強調する比喩。尾張いろはかるたの「こ」の札として知られる。
別表記
- 極楽は一間、地獄は千間
- 極楽は一間地獄は千間
例文
- 目先の利益に目がくらんで不正をすれば身を滅ぼす。極楽一間地獄千間という言葉を忘れてはいけない。
- 悪い誘いは次々にあるが、正しい道を選ぶのは容易ではない。まさに極楽一間地獄千間だ。
- 子どもたちには、極楽一間地獄千間という教えのように、軽い気持ちで悪事に手を出さないよう話している。
分類
類義語
- 極楽の道は一筋、地獄の道は千筋
対比・対照ことわざ
- 極楽の道は一筋、地獄の道は千筋