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東隅を失いて桑楡を収む

読み方:とうぐう を うしないて そうゆ を おさむ

意味

初めに失敗したり失ったりしても、後になって別のところで成功や利益を得て、その損失を取り戻すこと。東の隅で朝に失ったものを、桑や楡(にれ)のある西方で夕方に得る、というたとえからいう。

由来

中国・後漢時代の故事に由来する。『後漢書』「馮異伝」に、光武帝が武将の馮異を、初めは敗れたが後に戦功を立てた人物として「失之東隅、収之桑榆」と評した記述がある。故事の時期は建武年間(25~56年)で、『後漢書』自体は5世紀前半ごろに范曄が編纂した。東隅は日の出る朝、桑楡は日が沈む夕方を表す。

備考

漢文調でやや硬い表現。現代では、失敗や損失を後の成功で補った場面を、前向きに評価する際に用いる。「東隅を失い、桑楡を収む」ともいう。

例文

  • 当初の取引には失敗したが、その経験を生かして大口の顧客を獲得した。まさに東隅を失いて桑楡を収む結果である。
  • 第一志望の入試には落ちたものの、進学先で研究した分野が仕事につながった。東隅を失いて桑楡を収むとはこのことだ。
  • 前半戦で主力選手を欠いたチームだったが、控え選手が成長して優勝した。東隅を失いて桑楡を収む好例といえる。

分類

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字