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朝腹は借りてでもせよ

読み方:あさばら は かりてでも せよ

意味

朝食は一日の活動のもとになる大切なものなので、たとえ金を借りてでも必ず食べるべきだ、という教え。朝食を十分に取って健康を保ち、元気に一日を始めることの大切さを強調している。

由来

正確な初出や成立年は未詳である。江戸時代(17~19世紀)に成立・普及したとされる尾張地方のいろはかるたで、「あ」の札として採られている。朝食を重んじる庶民の生活感覚から生まれた日本のことわざと考えられる。

備考

「朝腹」は朝食・朝の食事の意。実際に借金を勧める言葉ではなく、それほど朝食を大切にせよという強調表現である。現代では栄養面や生活事情に応じて受け取る。

別表記

  • 朝腹は借りてでも食え
  • 朝飯は借りてでも食え

誤用・混同注意

  • 「借りてでも」を文字どおりに解し、借金をしてまで朝食を取ることを勧める意味だとするのは適切ではない。朝食の重要性を強く表した言い方である。
  • 「朝腹」を『朝の空腹』だけの意味と取るのは不十分で、このことわざでは主に朝食・朝の食事を指す。

例文

  • 祖母は「朝腹は借りてでもせよ」と言って、忙しい朝でも家族に朝食を用意してくれた。
  • 時間がないからと朝食を抜こうとする弟に、父は朝腹は借りてでもせよと言って、おにぎりを持たせた。
  • 受験勉強で疲れていても、朝腹は借りてでもせよというように、朝はきちんと食べて学校へ行きなさい。

分類

類義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字