明日延ばしは十日延ばし
読み方:あすのばし は とおかのばし
意味
今日できることを「明日やろう」と先延ばしにすると、明日になってもまた延ばしてしまい、結局は十日も、それ以上も遅れてしまうという意味。物事は後回しにせず、できるうちに取りかかるべきだという戒めである。
由来
正確な成立年や最初の出典は不明である。先延ばしを戒める民間の言い回しとして伝わり、江戸時代(17~19世紀)に成立・流布した上方いろはかるた(京都・大坂系)の「あ」の札として広く知られるようになった。
備考
「十日」は正確に十日遅れるという意味ではなく、先延ばしが長期化することのたとえ。自戒や、仕事・家事を早めに行うよう促す場面で用いる。
別表記
- 明日延べは十日延べ
誤用・混同注意
- 「十日」を厳密に十日間という意味に取るのは誤り。実際には、先延ばしがさらに先延ばしを招くことをいう。
- 先延ばしの意味では「明日伸ばし」ではなく、通常「明日延ばし」と書く。
例文
- 締切はまだ先だと思って報告書を明日に回していると、明日延ばしは十日延ばしになりかねない。
- 「部屋の片づけは週末にしよう」と言い続けて一か月たった。まさに明日延ばしは十日延ばしだ。
- 小さな修正でも、明日延ばしは十日延ばしというから、気づいた今日のうちに済ませよう。
分類
類義語
- 今日できることを明日に延ばすな
- 今日の事を明日に延ばすな
- 今日の一針、明日の十針