明日は檜になろう
読み方
あすは ひのきに なろう
意味
今は杉のように目立たない、あるいは価値が低いと見なされていても、将来は檜のような立派なものになろうと望むこと。転じて、大きな成功や出世を夢見る気持ちをいう。努力を伴う向上心としても使うが、現実的な行動をせず願望だけを語る人を、やや皮肉にいう場合もある。
由来
檜は古くから神社仏閣や高級建築に用いられる良材とされ、杉より上質・高価な木材と見なされることが多かった。この価値の差を背景に、杉が「明日には檜になりたい」と願うように擬人化した俗諺とされる。特定の著者・文献上の初出や、正確な成立年代は不明である。
分類・由来
備考
前向きな抱負にも、努力を伴わない将来願望への皮肉にも用いられる。檜と杉の優劣は伝統的な木材評価を背景とする表現であり、現代の樹種の価値を断定するものではない。
例文
- 彼は今は無名でも、明日は檜になろうという気概で、毎日技術を磨いている。
- 計画も立てずに成功を口にするだけでは、明日は檜になろうのたとえになってしまう。
- 若者の明日は檜になろうという夢を笑わず、実現のための具体的な一歩を支えたい。
類義語
- 青雲の志
- 大志を抱く
- 志を立てる
- 立身出世を夢見る
対義語
- 身の程を知る
- 足るを知る
- 現状に甘んじる