早起きは三文の得
読み方:はやおき は さんもん の とく
意味
早起ちをすると、健康的な生活ができたり、時間を有効に使えたりして、わずかでも利益やよいことがあるという意味。「三文」はごく少額を表し、早起きによる利益は小さくても価値があることをいう。
由来
江戸時代のことわざで、江戸いろはかるたの「は」の札として広く知られるようになった。成立した正確な年や特定の初出文献は明らかではないが、17世紀後半から18世紀ごろに定着したと考えられる。「三文」は江戸時代のごく少額の銭で、「徳」は利益・もうけ・恩恵の意である。
備考
本来は「早起きは三文の徳」と書くことが多いが、「得」と表記することもある。「三文」は文字どおりの金額ではなく、わずかでも確かな利益があるというたとえ。
別表記
- 早起きは三文の徳
誤用・混同注意
- 「三文」を現代の具体的な金額として受け取るのは不適切。ごく小さな利益・恩恵のたとえである。
- 早起きさえすれば必ず金銭的に得をする、という限定的な意味ではない。時間・健康・機会などを含む広い利益をいう。
例文
- 朝早く出社したら、静かなうちに仕事が片づいた。早起きは三文の得というけれど、本当だね。
- 旅行の日は早起きは三文の得だ。混雑する前に名所をゆっくり見て回れた。
- 毎朝少し早く起きて勉強することにした。早起きは三文の得で、気持ちにも余裕ができる。
分類
類義語
- 早寝早起き
- 早起き三両、倹約五両
対義語
対比・対照ことわざ
- 宵っ張りの朝寝坊
- 早寝早起き