戦争は政治の延長である
読み方:せんそう は せいじ の えんちょう で ある
意味
戦争は政治から切り離された単独の軍事行動ではなく、国家や政府が政治的な目的を達成するために用いる手段の一つであり、政治活動の続きとして理解すべきだ、という意味。戦争を肯定する言葉ではなく、戦争の目的や性質を政治との関係から分析した見方である。
由来
プロイセンの軍人・軍事理論家カール・フォン・クラウゼヴィッツが著した『戦争論(Vom Kriege)』に由来する。クラウゼヴィッツの死後、1832年に刊行された同書の「戦争は他の手段をもってする政治の継続である」という趣旨の一節が、日本語で「戦争は政治の延長である」と簡潔に定着した。
備考
クラウゼヴィッツの原意は「他の手段による政治の継続」であり、単に戦争が政治より後に起こるという時間的な意味の「延長」ではない。戦争の正当化を意味する表現でもない。
例文
- 国際紛争を考えるときは、「戦争は政治の延長である」というクラウゼヴィッツの視点も踏まえる必要がある。
- 彼は、戦争は政治の延長である以上、軍事作戦だけでなく、その背後にある外交目標を分析すべきだと述べた。
- 戦争は政治の延長であるという考え方に立てば、停戦交渉もまた政治の重要な局面だといえる。
分類
類義語
- 戦争は他の手段をもってする政治の継続である
- 戦争は別の手段による政治の継続である