惚れたが因果
読み方
ほれた が いんが
意味
恋に落ちたために相手に弱くなり、相手のためなら不本意なことや苦労でも受け入れざるを得ないこと。恋をした結果として逃れにくい苦しみを背負う、という諦めや自嘲の気持ちを表す。
由来
正確な初出年・成立時期は不詳である。「因果」は仏教でいう原因と結果、または前世からの宿縁を指す語。これを恋愛に当てはめ、「惚れてしまったことが原因で苦労を引き受ける羽目になる」という意味で用いられた。江戸時代(17~19世紀)以降の口語や芝居・文芸などで広まったとされる。
分類・由来
備考
主に、恋した相手に弱く、無理や苦労を引き受けてしまう状況を、諦め・自嘲・同情を込めていう。現代ではやや古風な響きがあり、「惚れたが因果で」の形でも使われる。
例文
- あんなに振り回されても別れられないなんて、惚れたが因果だね。
- 彼は彼女の頼みなら無理な仕事でも引き受ける。まさに惚れたが因果だ。
- 「苦労ばかりなのに、なぜそこまで支えるの」「惚れたが因果さ」と彼女は笑った。
類義語
対義語
- 愛想を尽かす
- 見限る
- 恋が冷める