悪木は良禽を宿さず
読み方:あくぼく は りょうきん を やどさず
意味
悪い木には良い鳥が寄りつかず、巣も作らないという意味。転じて、人格や行いの悪い人のもとには、立派な人・善良な人・有能な人は集まらず、長くとどまらないことのたとえ。人を率いる者や組織のあり方を戒める際にも用いる。
由来
中国の古典的な処世観である「良禽は木を択んで棲む(良い鳥は良い木を選んで住む)」という考え方を踏まえたことわざとされる。ただし、「悪木は良禽を宿さず」という現行の形そのものについて、確定できる初出文献や成立年は不明である。
備考
「悪木」は質の悪い木、「良禽」は良い鳥の意。実際の鳥の習性というより、人間関係や組織における人物の徳・環境をたとえた表現である。日常会話より文章語・教訓的な文脈で使われやすい。
例文
- 社長が不正を黙認する会社では、優秀な社員ほど辞めていく。まさに悪木は良禽を宿さずだ。
- 指導者が部下を粗末に扱えば、有能な人材は集まらない。悪木は良禽を宿さずというべきである。
- 彼の周囲から誠実な友人が離れていったのは、悪木は良禽を宿さずということかもしれない。
分類
類義語
- 良禽は木を択んで棲む
- 賢臣は主を択んで仕う
- 類は友を呼ぶ