悪の道は蛇
読み方
あくの みち は へび
意味
悪事に慣れた者は、悪事の手口や裏の事情をよく知っており、その方面では抜け目なく知恵が働く、というたとえ。悪人や不正に関わる者同士なら、互いの企みを見抜きやすいという含みでも用いられる。
由来
「蛇の道は蛇」(同じ仲間・同じ道の者には、その世界の事情がよく分かる)を踏まえ、悪事に通じた者についていう日本のことわざとして定着したと考えられる。初出文献や正確な成立年は未詳である。
分類・由来
備考
現代の日常会話ではやや古風な表現で、悪事の知識や経験を評するため、人物への非難・皮肉になりやすい。善悪を問わない専門性なら「蛇の道は蛇」や「餅は餅屋」が自然。
例文
- 元詐欺師が手口をすぐ見抜いたのを見て、悪の道は蛇だと思った。
- 不正取引のからくりは、裏社会にいた彼にはすぐ分かった。まさに悪の道は蛇である。
- 彼は違法な抜け道ばかりに詳しい。悪の道は蛇というが、その知識を正しい仕事に生かしてほしい。