得心が行く
読み方:とくしん が いく
意味
説明や事情を十分に理解し、心から納得できること。単に内容を知るだけでなく、疑問や不満が解けて「なるほど」と受け入れられる状態をいう。否定形の「得心が行かない」もよく使う。
由来
「得心」は、仏教で教えの真理を理解して悟りを得ることを表した語で、「心に得る」の意をもつ。のちに一般語化して「納得」の意味となり、「得心が行く」で十分に納得する意を表すようになった。「得心が行く」という形の正確な成立時期・初出は不明である。
備考
慣用句であり、厳密にはことわざ・格言ではない。「得心がいく」とも書く。やや硬い語感があり、理由・説明・判断などに対する納得を述べる際に使う。
別表記
- 得心がいく
- 得心がゆく
補足
- 「得心が行かない」を単に理解力がないという意味で捉えるのは不正確。説明・理由・判断などに対して心から納得できない、という意味である。
例文
- 新しい評価基準について説明を受け、ようやく得心が行った。
- 証拠をすべて見せてもらえれば、彼の判断にも得心が行くと思う。
- 理由を聞かないままでは、その処分に得心が行かない。
分類
類義語
- 納得がいく
- 合点がいく
- 腑に落ちる
- 了解がいく
対義語
- 納得がいかない
- 合点がいかない
- 腑に落ちない
- 釈然としない