影の形に随う如し
読み方:かげ の かたち に したがう ごとし
意味
影が物の形から離れず必ずついていくように、ある人や物事が別の人や物事にぴったりと付き従い、離れないことのたとえ。主従・友人・原因と結果など、密接で不可分な関係を表す。
由来
中国古典に見える「形あれば影が従う」という発想に基づく漢文訓読調の表現。具体的な初出年は未詳だが、日本では中世以降、漢籍の教養を背景に「影の形に随うが如し」「影の形に従う如し」などの形で用いられたと考えられる。
備考
文語的・漢文訓読調で、日常会話ではやや硬い表現。現代では「影のように付き従う」「ぴったりついて回る」のほうが自然な場合が多い。
例文
- 彼は師匠を深く尊敬し、影の形に随うが如く、どこへでも同行した。
- あの秘書は影の形に随うが如く社長に付き従い、重要な会議には必ず同席している。
- 幼い弟は兄を慕い、影の形に随うが如く、一日中その後をついて回った。
- 噂は影の形に随うが如く人気について回り、有名になるほど根も葉もない話も増える。
- 原因があれば、影の形に随うが如く結果も生じ、日々の怠慢はいつか成績に現れる。
類義語
- 影の形に添うよう
- 形影相伴う
- 形影相随う
- 影身に添う
- ぴったり付き従う
- 切っても切れない
対義語
- 水と油
- 犬猿の仲
- 互いに相容れない
- 離ればなれになる