寝た子を起こす
読み方
ねた こ を おこす意味
すでに収まっている問題、忘れられている出来事、落ち着いている人の感情などを、余計な言動によって再び表面化させ、面倒や騒ぎを起こすこと。触れなければ平穏で済むことを、わざわざ刺激する場合にいう。由来
文字どおり、眠っている子どもを起こすと泣いたり騒いだりして手間が増える、という日常の経験から生まれたたとえ。成立年代・初出は不明だが、近世以前からの生活感覚に基づく慣用的表現と考えられる。備考
「寝た子を起こすな」の形でもよく使う。問題の隠蔽を正当化する響きが出る場合もあるため、倫理・法務上の文脈では注意が必要。例文
- せっかく両者が和解したのに、昔の責任問題を持ち出すのは寝た子を起こすようなものだ。
- その噂はもう誰も気にしていないのだから、今さら記事にすると寝た子を起こすことになる。
- 上司は、退職した社員の不正を再調査すれば寝た子を起こすかもしれないと慎重になった。
- 彼に元恋人の話をするのはやめておこう。寝た子を起こすだけだ。
- 古い契約書の不備を指摘した結果、相手方から追加請求され、まさに寝た子を起こす形になった。
類義語
- 藪をつついて蛇を出す
- 寝た子を起こすな
- 蒸し返す
- 事を荒立てる
- 藪蛇
対義語
- 膿を出す
- 問題を明るみに出す