家柄より芋茎
読み方
いえがら より いもがら
意味
由緒ある家柄や血筋といった見かけの名誉よりも、食べ物や財産など、実際の暮らしに役立つもののほうが大切だというたとえ。家の格式より、生活力や実利を重視する考えを表す。
由来
「芋茎(いもがら)」はサトイモの茎を干したり調理したりして食べる食材で、日々の生活を支える実利の象徴である。立派な「家柄」と、食べられる「芋茎」を対比させ、家の格式より生活の豊かさを重んじる民間の教訓として生まれたとされる。正確な成立時期や初出資料は不明。
分類・由来
備考
現在は日常会話で頻繁に使われる表現ではなく、やや古風である。「芋茎」は食材名としてもなじみが薄いため、文脈によっては意味の説明が必要になる。家柄を軽んじる響きにもなりうるので、使う相手や場面には配慮する。
例文
- 祖父は「家柄より芋茎だ」と言って、見栄を張るより毎日の暮らしを大切にしていた。
- 結婚相手は家柄より芋茎という考えで、誠実で生活力のある人を選びたい。
- 有名企業の看板だけで就職先を決めず、待遇や将来性を調べるのは、家柄より芋茎の発想だ。
類義語
対義語
- 武士は食わねど高楊枝
- 家名を重んじる