好機は前髪をつかめ
読み方:こうき は まえがみ を つかめ
意味
よい機会は、訪れた瞬間にためらわず行動してつかむべきだ、という意味。好機はすぐに過ぎ去り、後から追いかけても手に入れにくいことを、「前髪」だけをつかめる姿にたとえている。
由来
古代ギリシャの「カイロス(好機)」の寓意像に由来するとされる。彫刻家リュシッポス(紀元前4世紀ごろ)のカイロス像は、前髪は長いが後頭部は禿げており、通り過ぎた後ではつかめない姿だったという。この思想が欧州に広まり、日本では「好機は前髪をつかめ」などの形で定着した。日本語としての初出時期は明確ではない。
備考
「好機に出会ったら即座に行動せよ」という前向きな戒め。前髪だけがあり後頭部には髪がない「好機」の擬人像を背景とする。日常会話では「チャンスの女神には前髪しかない」ともいう。
例文
- 新規事業への参入を迷っている間に競合に先を越された。好機は前髪をつかめということだ。
- 募集人数が限られているのだから、条件が合うならすぐ応募しよう。好機は前髪をつかめ、だよ。
- 彼は市場の変化をいち早く読み、好機は前髪をつかめとばかりに投資を決断した。
分類
類義語
対義語
- 好機を逸する
- 時機を失する
- 後の祭り
- 機を逃す