女は弱し、されど母は強し
読み方:おんな は よわし、 されど はは は つよし
意味
一般に女性はか弱いと見られがちでも、子どもを守り育てる母親になると、深い愛情と責任感から驚くほど強くたくましくなる、という意味。母性の強さをたたえる言葉である。ただし、女性を一律に「弱い」とする古い性別観を含む表現でもある。
由来
フランスの歴史家・思想家ジュール・ミシュレ(Jules Michelet)の言葉「La femme est faible, mais la mère est forte」に由来するとされる。ミシュレの著作『愛(L'Amour)』(1858年)に見られる趣旨が日本語に訳され、広く定着した。
備考
母性を称賛する際に使われるが、「女性は弱い」という前提を含むため、現代ではジェンダー・ステレオタイプとして受け取られることがある。相手や場面に配慮した使用が望ましい。
例文
- 普段は控えめな姉も、子どもが危険にさらされたときは毅然としていた。まさに「女は弱し、されど母は強し」だ。
- 病気の子を支える母親たちの姿を見て、「女は弱し、されど母は強し」という言葉を思い出した。
- この表現は母親の強さを称賛する一方で、現代では性別による固定観念に注意して使う必要がある。「女は弱し、されど母は強し」と簡単に言い切るべきではない場合もある。