女は下げて育てよ
読み方:おんな は さげて そだてよ
意味
女の子は甘やかして持ち上げるのではなく、慎み深く控えめになるように育てるべきだ、という古い教育観を表すことわざ。「男は上げて育てよ」と対にして、男女で異なる育て方を説く場合が多い。現代では性別による役割分担を前提とした考え方として扱われる。
由来
江戸時代後期ごろに成立・流布したとされる尾張いろはかるたの「お」の札として知られる。女性には謙虚さや従順さを求め、男性には自信や気概を持たせるという、近世の家父長的な教育・価値観を背景に生まれた表現である。個別の著者や最初の出典は明確ではない。
備考
尾張いろはかるたの句として知られる。現代では性別で育て方や生き方を決める価値観は批判的に見られるため、日常の教育方針として用いる際には注意が必要。
別表記
- 女は下げて育てよ、男は上げて育てよ
誤用・混同注意
- 「下げて」を単に女性を見下したり虐げたりしてよいという意味に取ること。本来は、女性に慎みや控えめさを求めた旧来のしつけ観を表す言葉である。
例文
- 祖父は昔のしつけとして「女は下げて育てよ」と言ったが、今の時代にはそのまま当てはめにくい。
- 「女は下げて育てよ、男は上げて育てよ」ということわざには、当時の男女観がよく表れている。
- この作品は、「女は下げて育てよ」という古い教えに疑問を投げかけている。
分類
対比・対照ことわざ
- 男は上げて育てよ