多きは少なきに如かず
読み方:おおきは すくなきに しかず
意味
物事は多ければ多いほどよいとは限らず、度を超えた多さは、適度な少なさよりかえって劣るという意味。必要以上に物・情報・人数などを増やすより、要点を絞って適量にするほうがよいという教え。
由来
正確な初出や成立した時代は明らかではない。「~に如かず」は「~に及ばない」「~ほどよくない」を表す漢文訓読調の古い言い回しである。この表現を用いて、過剰を戒め、適量を尊ぶ教訓として日本のことわざに定着したと考えられる。
備考
「多いこと自体が悪い」という意味ではなく、必要以上の量や過剰さを戒める表現。「如かず」は現代語ではやや古風で、文章や格言的な場面で用いられる。
例文
- 資料も多きは少なきに如かずというものだ。要点を絞って三枚にまとめよう。
- 収納を増やしすぎて部屋が狭くなった。多きは少なきに如かずというから、必要な家具だけ残した。
- 会議の参加者についても、多きは少なきに如かずという考えから、意思決定に必要な人数に絞った。
類義語
対義語
- 多々益々弁ず
- 大は小を兼ねる
- 多ければ多いほどよい