堪忍は無事長久の基
読み方:かんにん は ぶじちょうきゅう の もとい
意味
つらいことや腹の立つことがあっても、感情のままに行動せず、辛抱して耐えたり相手を許したりすることが、争いのない平穏な状態を長く保つ土台になるという意味。短気や怒りは人間関係や物事を損なうため、忍耐が大切だと説く。
由来
徳川家康の遺訓として広く知られる「東照宮御遺訓(東照公御遺訓)」の一節「堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え」から広まったとされる。江戸時代に家康の教えとして流布したが、この遺訓は家康自身の真作かどうかが明確ではなく、正確な成立年・作者は不詳である。
備考
「堪忍」は単に我慢することだけでなく、怒りを抑え、相手を許すことも含む。後半を伴い、「堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え」として用いられることが多い。
例文
- 意見が対立しても、堪忍は無事長久の基というから、感情的にならずに話し合おう。
- 取引先の失礼な対応に腹が立ったが、堪忍は無事長久の基と自分に言い聞かせ、冷静に返答した。
- 家族が円満に暮らし続けるには、堪忍は無事長久の基という姿勢が大切だ。
分類
類義語
対義語
- 短気
- 性急
- 軽率