地蔵の頭も撫でれば剃れる
読み方:じぞうの あたまも なでれば それる
意味
石でできた地蔵の頭でも、何度も撫で続ければ表面がすり減り、剃ったようになめらかになるという意。どんなに難しそうなことでも、根気よく繰り返し努力を続ければ、やがて成果が出ることのたとえ。
由来
石造の地蔵は、信仰する人々が長年にわたって頭を撫でることで表面が摩耗することがある。この様子を、反復や継続の力にたとえた言葉である。正確な初出年・初出文献は未詳だが、江戸時代から近代にかけて俗諺として流布し、尾張いろはかるたの札としても知られる。
備考
地蔵信仰と石造地蔵を背景にした表現。短期間での成果ではなく、地道な反復・忍耐の大切さを説く前向きな場面で用いる。
別表記
- 地蔵の頭もなでれば剃れる
- 地蔵の頭も撫で回せば剃れる
誤用・混同注意
- 「剃れる」を、誰かが地蔵の頭を実際に剃髪する意味だと解するのは誤り。多くの人が撫で続けることで石の表面が摩耗し、剃ったようになめらかになるという比喩である。
例文
- 毎朝少しずつ漢字を練習しよう。地蔵の頭も撫でれば剃れるというから、続ければ必ず力になる。
- 売上がすぐに伸びなくても、地蔵の頭も撫でれば剃れるの精神で、顧客訪問を重ねた。
- 彼女は地蔵の頭も撫でれば剃れると信じ、何度失敗してもピアノの基礎練習をやめなかった。
分類
類義語
対義語
- 三日坊主
- 熱しやすく冷めやすい