地の塩、世の光
読み方:ち の しお、よ の ひかり
意味
社会の中で、人々を正しい方向へ導き、悪や不正が広がるのを防ぐ役割を果たす人・集団をいう。塩が食べ物の腐敗を防ぎ、光が暗闇を照らすように、信仰者や志ある人が世の模範となるべきだという教え。
由来
新約聖書『マタイによる福音書』第5章13~14節にあるイエスの教えに由来する。「あなたがたは地の塩である」「あなたがたは世の光である」という言葉が基になった。イエスの説教は紀元30年頃とされ、福音書は1世紀後半に成立したと考えられている。日本語ではキリスト教の説教や教育の場を中心に定着した。
備考
キリスト教由来の表現で、特に教会・ミッションスクールなどで用いられる。日常会話ではやや格調高く、他者を称賛したり、使命を説いたりする文脈に適する。
例文
- 不正を見過ごさず、困っている人に手を差し伸べる彼女は、まさに地の塩、世の光といえる。
- 学校は知識を教えるだけでなく、生徒が地の塩、世の光として社会に貢献できるよう育てる場でもある。
- 地域の清掃活動を長年続ける人々の姿は、地の塩、世の光という言葉を思わせる。
分類
類義語
- 世のため人のため
- 社会の良心
- 闇を照らす存在
- 模範となる
対義語
- 世の闇
- 地の腐敗