商いは牛の涎
読み方
あきない は うし の よだれ意味
商売は、牛のよだれが細く長く垂れるように、急に大きな利益を狙うよりも、地道に根気よく長く続けることが大切だという教え。短期的な儲けや派手な成功に走らず、堅実な経営を戒める商人の心得を表す。由来
成立年は未詳。牛の涎が細く長く途切れにくく垂れる様子を、商売を焦らず長続きさせる理想にたとえたもの。江戸時代以降、町人・商人社会の家訓や商売訓として広まったとされる。備考
商家の教訓として使われることが多い。牛の「涎」は汚い意味ではなく、細く長く続く比喩。現代では経営方針や投資姿勢にも用いられる。例文
- 新規事業はすぐに利益が出ないが、商いは牛の涎というから、顧客との信頼を少しずつ積み重ねよう。
- 父は店を継ぐ私に、商いは牛の涎だ、目先の儲けに振り回されるなと教えてくれた。
- 派手な広告で一時的に売れても続かなければ意味がない。商いは牛の涎の精神で、常連客を大切にしたい。
- 創業から十年、売上は少しずつしか伸びていないが、商いは牛の涎と思って堅実に続けている。
- 彼の会社が長く地域に愛されているのは、商いは牛の涎を実践し、無理な拡大を避けてきたからだ。
類義語
- 細く長く
- 継続は力なり
- 商いは飽きない
- 牛の涎
対義語
- 一攫千金
- 濡れ手で粟
- 太く短く
- 短期決戦