合抱の木も毫末より生ず
読み方
がっぽうのきも ごうまつより しょうず
意味
抱えきれないほど大きな木であっても、初めはごく小さな芽から育つということ。転じて、大きな事業や立派な成果も、最初は小さな行動・努力・きっかけから始まるので、目先の小さな一歩を大切にすべきだという教え。
由来
中国の古典『老子』(第64章)にある「合抱之木、生於毫末(合抱の木は、毫末より生ず)」に基づく。『老子』は戦国時代、おおむね紀元前4~3世紀ごろに成立・編纂されたと考えられるが、著者・正確な成立年には諸説ある。「毫末」は毛の先ほどの、ごく小さいものをいう。
分類・由来
備考
漢文調でやや硬い表現のため、文章・演説・教訓的な場面で用いられる。同じ『老子』の「千里の行も足下に始まる」と併せて引用されることが多い。
例文
- 新規事業は小さな試作品から始まったが、合抱の木も毫末より生ずというように、地道な改善を重ねて成長した。
- 毎日十分だけでも勉強を続けなさい。合抱の木も毫末より生ずで、大きな目標は小さな習慣から始まる。
- 地域の清掃活動も、最初は数人の呼びかけにすぎなかった。まさに合抱の木も毫末より生ずである。