口は心の使い
読み方
くち は こころ の つかい意味
口から出る言葉は、その人の心の中にある考えや感情を外へ伝える働きをするということ。言い方や選ぶ言葉には本心や人柄が表れやすいので、発言には注意すべきだという戒めとしても使われる。由来
「口」を「心」の意向を運ぶ使者に見立てたたとえ。正確な初出や成立年は不詳だが、近世以降のことわざ・俚諺として広まった表現とされる。少なくとも江戸時代には、心と言葉の関係を説く類似表現が多く用いられていた。備考
日常会話よりも教訓的な文章や説教調の場面で使われやすい。単に「話すこと」ではなく、言葉に本心や人格が表れるという含みがある。例文
- 何気なく言った一言に本音が出るものだ。まさに口は心の使いだね。
- 面接では言葉遣いに気をつけなさい。口は心の使いというように、話し方から人柄が伝わるよ。
- 彼女の謝罪は丁寧だったが、冷たい言い方に本心がにじんでいて、口は心の使いだと思った。
- 部下を励ますつもりなら、言葉を選ぶべきだ。口は心の使いだから、雑な言い方では気持ちが伝わらない。
- 子どもの乱暴な言葉を聞いて、親は口は心の使いだと諭し、相手を思いやる話し方を教えた。
類義語
- 言葉は心の使い
- 言葉は心の鏡
- 口は心の鏡
対義語
- 沈黙は金
- 言わぬが花
- 目は口ほどに物を言う