卵を割らないでオムレツは作れない
読み方:たまご を わらないで おむれつ は つくれない
意味
何か価値ある成果や大きな目的を達成するためには、多少の損失・犠牲・不都合を引き受けることが必要な場合がある、というたとえ。オムレツを作るには卵を割る必要があることからいう。必要な代償を恐れていては目的を果たせない、という意味で使う。
由来
フランス語のことわざ「On ne fait pas d’omelette sans casser des œufs(卵を割らずにオムレツは作れない)」に由来する。フランス語圏では遅くとも18世紀ごろには使われていたとされる。日本語ではその意味を訳した表現として定着しており、特定の日本の古典を出典とはしない。
備考
必要な犠牲やコストを認める表現だが、他者への不必要な被害や乱暴な手段を正当化する言葉ではない。政治・経営・改革の文脈で使われやすい。
別表記
- 卵を割らずにオムレツは作れない
- 卵を割らなければオムレツは作れない
- 卵を割らずしてオムレツは作れない
誤用・混同注意
- 「目的のためなら、どのような犠牲や被害も許される」という意味で使うのは不適切。あくまで目的達成に伴う必要かつ避けがたい代償をいう。
- 卵や料理についての単なる説明として受け取られることがあるが、通常は改革・挑戦・成果に伴う犠牲を表す比喩である。
例文
- 事業を立て直すには不採算部門の整理も必要だ。卵を割らないでオムレツは作れないということだろう。
- 改革には一時的な混乱が伴うが、卵を割らないでオムレツは作れないので、必要な手順を丁寧に進めよう。
- 新しい技術を導入するには、慣れたやり方を変える負担もある。卵を割らないでオムレツは作れない、と彼はチームを説得した。
分類
類義語
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
- 蒔かぬ種は生えぬ
- 何かを得るには何かを犠牲にする