初雪は目の薬
読み方:はつゆき は め の くすり
意味
初雪の白く清らかで美しい景色は、目の疲れを癒やす薬のように感じられる、というたとえ。実際に視力や目の病気を治すという意味ではなく、美しいものを見て心地よく感じることをいう。
由来
初雪の白さや清らかさを「目の薬」にたとえた日本の民間的な言い回しで、正確な成立時期や作者は不詳である。江戸時代に広まった上方いろはかるたでは「は」の札として採用され、近畿地方を中心に知られるようになった。
備考
上方いろはかるたの「は」の札。現代では日常会話よりも、雪景色をほめる文章や季節の話題で用いられる。医学的効能を述べる表現ではない。
別表記
- 初雪は眼の薬
誤用・混同注意
- 実際に初雪を見ると目の病気や視力が治る、という医学的な意味に取るのは誤り。雪景色の美しさを「目の薬」にたとえた表現である。
例文
- 朝、庭に積もった初雪を眺めて、祖母は「初雪は目の薬やな」と目を細めた。
- 灰色だった町並みが雪で白く染まり、まさに初雪は目の薬だと感じた。
- 雪化粧した山里の写真を見て、「初雪は目の薬」という言葉を思い出した。
分類
類義語
- 目の保養
- 目の正月
対義語
- 目の毒
- 目に毒
対比・対照ことわざ
- 目の毒