初生の犢虎を恐れず
読み方:しょせい の とく とら を おそれず
意味
生まれたばかりの子牛は虎の恐ろしさを知らないため、恐れずに向かっていくということ。経験や知識のない若者・新人などは、相手の強さや危険を十分に知らないので、恐れず大胆に行動することをいう。無謀さを戒める意味にも、若者の勇気を評価する意味にも用いる。
由来
中国の古典『荘子』「知北遊」に見られる、生まれたばかりの子牛を表す表現に由来するとされる。『荘子』は戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)に成立した思想書で、「初生の犢は虎を恐れず」という形で日本語のことわざとして定着した。
備考
若者や未経験者を「無知で無謀だ」と批判的にいう場合が多い一方、恐れず挑戦する行動力を肯定的に評する場合もある。「初生の犢は虎を恐れず」ともいう。
例文
- 新入社員の彼は業界の厳しさをまだ知らず、初生の犢虎を恐れずという勢いで大企業に改革案を提案した。
- 初生の犢虎を恐れずという勢いで、彼女は誰も手を出さなかった難題に挑戦した。
- 経験者の忠告も聞かずに危険な計画を進めるのは、初生の犢虎を恐れずと言うほかない。
分類
類義語
- 初生の犢は虎を恐れず
- 怖いもの知らず
- 向こう見ず