伝家の宝刀
読み方:でんか の ほうとう
意味
先祖代々その家に伝わる、非常に価値の高い名刀のこと。転じて、ある人・組織がふだんは使わず、いざという重要な場面で用いる、最も得意で効果的な手段・技術・切り札をいう。
由来
武家社会などで、名刀が家宝として代々受け継がれてきた慣習に由来する表現である。家に伝わる貴重な刀を「伝家の宝刀」といい、そこから、ここぞという時にだけ抜く最上の手段を指す比喩となった。特定の古典に初出を定めることは難しく、成立時期は不明。
備考
本来は家宝として伝わる名刀を指すが、現代では比喩義で使うことが多い。「伝家の宝刀を抜く」の形でも用いる。日常的に何度も使う手段より、満を持して出す切り札にいう。
別表記
- 傳家の寶刀
例文
- 監督は試合終盤、伝家の宝刀である継投策を繰り出して逆転を狙った。
- 交渉が行き詰まると、彼女は伝家の宝刀である詳細なデータ分析を示して相手を説得した。
- 政府が伝家の宝刀ともいえる法案提出に踏み切るかどうか、注目が集まっている。
分類
類義語
- 奥の手
- 切り札
- 秘策
- 得意技
- 最後の手段
対義語
- 付け焼き刃
- その場しのぎ