仏法と牛の角は遠いほどよい
読み方:ぶっぽう と うし の つの は とおい ほど よい
意味
仏法は信仰したり寺僧と関わったりすると金がかかり、牛の角は近づくと突かれる危険があるので、どちらも遠くにあるほうがよいというたとえ。宗教との関わりに伴う出費を、牛の角の危険になぞらえて皮肉ったことわざ。
由来
牛の角の危険性と、仏法・寺院の戒律や権威を身近に置きすぎることへの畏れを並べた、日本の民間的なことわざとされる。正確な初出文献・成立時期は明らかでないが、仏教が生活に深く浸透していた近世以前から伝わった表現と考えられる。
備考
仏教そのものを否定する言葉ではなく、厳格な戒律・宗教的権威や危険なものとは適切な距離を保つべきだという比喩。現代では使用頻度が高い表現ではない。
例文
- あの団体の内部事情には深入りしないよ。仏法と牛の角は遠いほどよいと言うからね。
- 厳しい規則を作りすぎると皆が疲れてしまう。仏法と牛の角は遠いほどよい、という面もある。
- 危険な取引先との関係は必要最小限にしよう。仏法と牛の角は遠いほどよいというわけだ。
分類
類義語
- 君子危うきに近寄らず
- 触らぬ神に祟りなし
- 敬して遠ざける
対義語
- 仏法に近づく
- 信仰を深める