仏を頼んで鬼を招く
読み方:ほとけ を たのんで おに を まねく
意味
救いや助けを得ようとして頼った相手や手段が、かえって災難・損害・不利益をもたらすこと。よい結果を期待して行動したのに、正反対の悪い結果になるたとえである。
由来
成立時期や初出は未詳である。仏を「救い・善」、鬼を「災い・害悪」の象徴として対比した、日本の民間的な信仰・説話的イメージから生まれたたとえと考えられる。江戸時代に広まった尾張いろはかるたでは、「ほ」の札の代表句として採られている。
備考
宗教上の教義を述べる語ではなく、仏=救い、鬼=災厄という民間的な対比を用いた比喩。相談先や対策の選択を誤り、かえって害を受けた場面で用いる。
別表記
- 佛を頼んで鬼を招く
- 仏を頼んで鬼をまねく
例文
- 困って専門家を探したのに悪質な業者へ依頼してしまい、仏を頼んで鬼を招く結果になった。
- 害虫対策のために持ち込んだ生物が生態系を壊すとは、仏を頼んで鬼を招くようなものだ。
- 安全のために導入したソフトが情報漏えいの原因になったなら、まさに仏を頼んで鬼を招くではないか。
分類
類義語
- 虎を避けて竜に遭う
- 火を避けて水に陥る
- 藪をつついて蛇を出す
対義語
- 地獄で仏
- 災い転じて福となす
対比・対照ことわざ
- 地獄で仏
- 災い転じて福となす