仏も昔は凡夫
読み方
ほとけ も むかし は ぼんぷ意味
どれほど立派な人・すぐれた人でも、初めから完全だったわけではなく、もとは普通の人であり、努力や修行によって成長したのだという意味。人を出自や現在の未熟さだけで判断してはいけない、また誰にでも向上の可能性があるという教え。由来
「凡夫」は仏教語で、煩悩に迷う普通の人を指す。悟りを開いた仏でさえ、もとは凡夫として修行を重ねたという仏教的な考えから生まれたことわざ。成立年は不明だが、近世以前から仏教説話や教訓の文脈で広まったと考えられる。備考
仏教的な語感が強く、やや古風で教訓的。相手を励ます場面に向くが、目上の人に直接言うと失礼に聞こえる場合がある。例文
- 新人の失敗を責めすぎてはいけないよ。仏も昔は凡夫というだろう。
- 今は成績が伸び悩んでいても、仏も昔は凡夫だ。努力を続ければ必ず変われる。
- あの名人にも下積み時代があった。まさに仏も昔は凡夫だね。
- 部下を育てるには、仏も昔は凡夫という気持ちで、長い目で見ることが大切だ。
- 彼女は入社当初こそ不器用だったが、今では部署の中心人物だ。仏も昔は凡夫とはこのことだ。
類義語
- 聖人も初めは凡夫
- 千里の道も一歩から
- 大器晩成
- 誰でも初めは初心者
対義語
- 生まれながらの聖人
- 天賦の才