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仏の供養より親の孝養

読み方:ほとけ の くよう より おや の こうよう

意味

仏に供物をささげたり法要を営んだりすることよりも、親が生きているうちに敬い、世話をして孝行することのほうが大切であるという教え。死後の供養だけに心を向けるのではなく、存命中の親への思いやりを実際の行いで示すべきだという意味である。

由来

「孝養」は、親を敬い、生活面・精神面でよく世話をすることをいう仏教的な語である。このことわざは、仏への供養よりも父母への孝行を重んじる考え方から生まれた日本のことわざとされる。厳密な初出年や特定の典拠は明らかでないが、江戸時代には広まり、尾張いろはかるたの「ほ」の札としても知られる。

備考

「孝養」は親を敬い、世話をすること。仏事や死後の供養を否定するのではなく、存命中の親への実際の孝行を優先すべきだという趣旨である。尾張いろはかるたの「ほ」。

別表記

  • 仏の供養より親の孝行
  • 仏の供養より父母の孝養

誤用・混同注意

  • 仏事や亡くなった親の供養は不要だ、という意味に解するのは誤り。親が存命中に孝行することの大切さを説く言葉である。
  • 「孝養」を金銭的な援助だけの意味に限定するのは不十分。敬意を払い、心身や生活を支えることも含む。

例文

  • 寺への寄進も尊いが、病気の母を気遣うのが先だ。仏の供養より親の孝養というからね。
  • 父母に長く連絡もせず法事だけを立派にしても、仏の供養より親の孝養という教えにはかなわない。
  • 忙しくても父の通院に付き添うことにした。仏の供養より親の孝養の心を大切にしたい。

分類

類義語

対義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字