検索

世の中は金と才覚

読み方:よのなか は かね と さいかく

意味

世の中を生き、仕事や商いなどで成功していくには、資金となる金銭だけでなく、状況に応じて工夫し判断する知恵・能力(才覚)も必要だ、という意味。金だけ、あるいは能力だけでなく、その両方が世渡りには大切だという現実的な見方を表す。

由来

初出や厳密な成立時期は明らかではない。江戸時代に広まった上方いろはかるたの「よ」の札として知られることわざである。「才覚」は、単なる生まれつきの才能ではなく、物事をうまく処理する知恵、工夫、商才などを指す。

備考

金銭万能を無条件に肯定するというより、世渡りや商いの現実を言い表した表現。現在は、やや世知辛い現実論として使われることがある。

補足

  • 「才覚」を学歴や生来の才能だけの意味に取るのは不十分。ここでは、金策・商売・問題解決などに必要な工夫や処世の知恵をいう。
  • 「金さえあればよい」という意味に限定するのは誤り。「金と才覚」の両方が必要だという趣旨である。

例文

  • 新規事業を軌道に乗せるには資金繰りと発想力の両方がいる。まさに、世の中は金と才覚だ。
  • 店を継いだ彼は、限られた予算を工夫で補って繁盛させた。世の中は金と才覚という言葉どおりである。
  • 援助金だけを頼りにせず、売り方も考えなければならない。世の中は金と才覚なのだから。

分類

類義語

対義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字